第2章 改革方策
4.多元的な評価システムの確立
(3)第三者評価システムの導入
(ウ)教育活動の評価
教育活動の評価については,教育の成果が対象となる学生の資質能力に負うところがあることなどから,研究活動の評価に比して難しい点があると考えられる。しかしながら,大学教員の中に見られる,教育よりも研究を重視する考え方を改めるとともに,教育活動をより充実させるためには,教育についても評価の対象とすることが適当である。
教育評価については,各大学の教育目標に照らし,実際の教育課程や授業の設計,成績の評価など教育方法が適切で責任のあるものとなっているかなどの観点について,各大学が行う自己評価などを基に評価を行うことが考えられる。また,各大学の教育方法改善の取組状況について,自己評価や学生の授業評価の結果が教育の改善にフィードバックされているかといった点や,シラバス作成,ファカルティ・ディベロップメントの実施,少人数教育の実施などの具体的改善方策の実施状況の評価を行う方法も考えられる。
いずれの方法を採るにしても,教育活動の評価に当たっては,各大学の教育活動における個性を伸ばし優れた取組を促進することによって質的な向上を図る観点から評価を行うことが重要である。